dp2 QuattroのRAWファイルの拡張子はX3Fで、たぶんそのままX3Fファイルと呼ばれていると思います。
このファイルは50MBというサイズにおののきますが、それ以上にSPP(Sigma Photo Pro)という使いにくいソフトでのみ編集可能という現実に打ちのめされます。(少なくとも僕は使いにくいと思ってる)
どうにかしてサクサク編集したい。
ようやく運用方法が確立してきました。
1.画像ファイルの選定
↓
2.SPPで編集
↓
3.SPPで画像の保存(jpegで)
↓
4.Lightroomで編集&書き出し
という流れ。
このうち1~3が大変。
これをサクサクやりたい。
ネットでLightroomを併用している人たちはX3F→tiff→jpegという人が多いみたいだけど、僕はX3F→jpeg→jpegで十分。
破綻しちゃう場合のみtiffにするようにしています。
初めて買ったPCのHDDが2GBだったこともあって、tiffの1ファイル100MBに恐怖を感じるのですよね(汗)
余裕のある方はtiffでどうぞ。
1.画像ファイルの選定
失敗写真を捨てる作業です。
サムネイルでは分からない手ブレとかピンぼけ写真を捨てるために、SPPでX3Fの画像を開こうとすると、1枚で10秒くらい待たされます。
その対策としてSPPには「jpegファイルの生成」という機能がありますが、写真を捨てるためにJpegファイルを作成するのもなんとなく心理的抵抗感がありますし、動作は軽いですけど手間からするとサクサクとは言えません。
X3Fファイルをサクサクとプレビューできないかなと探してみたら、ビューワーの定番「Infan View」で対応していることがわかりました。
しかも、なぜか本家SPPよりも遥かにサクサク開けます。
シグマはjpegの生成という機能を加えるよりも、Infan Viewをバンドルするべきだと思うくらいサクサク動きます。
2.SPPで編集
画像を開かずに一括に編集します。
設定の一括変更をクリックすると…
各編集のパラメータが現れます。
この機能は面白いですね。
僕は、画像補正で「露出-0.5」と「X3 Fill Light+0.5」だけ動かし、その設定を保存することにしました。
なんで全てのパラメータを「0(ゼロ)」で書き出ししないかというと、デフォルトが意外と派手な画で設定されているみたいなんですね。
X3Fのデフォルトのプレビュー。
シャープネス、コントラストが強めで、肩のあたりが白く飛んでいます。
じつは、実際のところこういう印象でした。
全くもって間違った画ではなく、極めて正しい。
最終的に僕もこういう画で仕上げるだろうなと思います。
表現として白く飛ばすことにも黒く潰すことにも抵抗ありません。
でも、Lightroomにjpegファイルを読み込ませたときに、すでに白く飛んでいるのはちょっと嫌ですよね。
色が復活しないjpegですからね。
画像補正「露出-0.5」と「X3 Fill Light+0.5」だとこんな感じ。
地味ですが、白く飛んだところに色が残っていることがわかります。
jpeg→jpegの編集の場合、この地味な画から派手な画にすることは簡単だけど、その逆は無理なのです。
設定の保存はいくつもできるので、派手めとか、キレッキレとか、モノクロームとか、いろんな設定を保存しておくのもいいと思います。
3.SPPで画像の保存
2の「編集」は、一度設定を保存してしまえばあとは省くことができるため、実質1の「選定」のあと3「画像の保存」になります。
Lightroomでいうところの「書き出し」という作業ですね。
複数ファイルとまとめて保存します。
カラースペースはsRGB。
僕の環境だけかもしれませんが、adobeRGBやProPhotoRGBだとビックリするくらい色が変わってしまいます。
(追記:スミマセン、カメラ側の設定がsRGBになってただけでした。今はadobeRGBにしています)
LumixのGF1では、カラースペースを変えてもほとんど見分けがつかないレベルなのに、これはどういうことなんですかね。
全然分かりませんが、僕はsRGBでとくに困らないので考えないようにします。
書き出しは、僕のPCでは1ファイル30秒ほどかかるので、OKを押したら席を立ってコーヒーを入れに行きます。
これでだいぶストレスから身を守ることができます。
ストレス、といってもシグマはこの試行錯誤も楽しいんですよね。
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