外来種についてのドラフトも用意してあるのだけれど、今はワールドカップ。
それどころではない。
まずはコートジボワール戦について。
ザックジャパンのサッカーはこれまで全て(都合見れないものはロングダイジェストで)見てきたが、主導権をとって攻めるパスサッカーである。
スペインのように常に主導権を握ることはできないが、守備も攻撃もひらめきに頼らず、規律のなかでボールを奪い、規律の中でワンタッチでボールを運び、有利な状況でエリア内に人数を入れてゴールを奪う。
エリア内の動きはさすがに規律通り行かないが、たくさん入ることでひらめきが形になるのである。
エリア内に何人入るかは状況によって決められ、3人いかなければいけないときもあれば、2人の時もある。
こういうことはチームの約束事としてプレイヤーもベンチも共有している。
世界でも有数の攻撃的なスタイル故に失点も多いが、果たしてワールドカップでは、、、というのが一般的な見方だったし、僕もそうだった。
さて、コートジボワール戦は1-2で敗戦したが、一言で言うとこれまで4年間積み上げてきたサッカーがまったくできなかった。
不十分だったのではなく、本当に全くできなかった。
ボクシング漫画で言えば、幕之内一歩が打ち合いを避けて、距離をとってカウンターを狙うボクシングをするくらい別のスタイルになってしまった。
強い雨のせいもあるが、ワールドカップの怖さ、だと思う。
僕は去年の10月に「8年前のジーコジャパンみたいになるかも」という記事を書いた。
それは年齢やコンディショニングから足が動かなくなる、ダイナミズムの低下、という内容だったが、今日の試合を見てメンタルがフットワークに及ぼす影響について強く考えさせられた。
ザックジャパンは上述したように、規律の中で守備も攻撃も連動で行う。
簡単にいえば、連動して前に移動して、ボールを奪ったり、ボールを運んだりする。
前に移動するので、後ろにスペースが空く。
ボールを奪われてそこを疲れるのが怖いのだ。
当たり前の話だが、日本人の場合、この連動して守って連動して攻めいる方が安全である。
選手もファンも理論的には分かっている。
が、怖くて前にダッシュするのを躊躇する場面が多く見られた。
パサーは、受け手がスペースにダッシュすることを前提にパスを出そうとするが、ダッシュしてくれないので出しどころがなく、そのうちに相手に囲まれて奪われてしまう。
味方がダッシュしない、つまり弱気であるとわかると、自分がダッシュしてもパスを出してくれないと思い、自分もダッシュが出来ない。
その雰囲気がチーム全体を覆い、誰もダッシュが出来ず、後ろに引いて守る形になってしまった。
後ろに引いた日本に対し、コートジボワールはサイドや後ろからボールを放り込む。
そうなるともう肉弾戦だ。
上から落ちてくるボールに速く触った方が勝ちだ。
小柄な日本人が、アフリカンに勝てるわけがないのだ。
試合後、選手たちの様子は疲労困憊というより、やりきれなかったという様子だった。
事実、ワールドカップなのに、だれも足を釣っていないのだ。
おそらくコンディション不良という記事が出てくるだろう。
暑さに負けたと書かれるかもしれないし、作戦ミスという記事もあるかもしれない。
しかしながら、本質は、自分たちのサッカーができなかったメンタルにあると僕は思う。
コンフェデ杯のブラジル戦がそうだったし、今にして思えば8年前の屈辱のオーストラリア戦もそうだったのではないか。
コンフェデ杯では、2戦目からは立て直し、結果的に負けたとはいえ、自分たちのサッカーでイタリアに対し数えきれないほどのシュートを浴びせた。
ブッフォンが、あんなにシュートを打たれたことは記憶に無いと言っていた。
そういう立て直しを期待する。
それどころではない。
まずはコートジボワール戦について。
ザックジャパンのサッカーはこれまで全て(都合見れないものはロングダイジェストで)見てきたが、主導権をとって攻めるパスサッカーである。
スペインのように常に主導権を握ることはできないが、守備も攻撃もひらめきに頼らず、規律のなかでボールを奪い、規律の中でワンタッチでボールを運び、有利な状況でエリア内に人数を入れてゴールを奪う。
エリア内の動きはさすがに規律通り行かないが、たくさん入ることでひらめきが形になるのである。
エリア内に何人入るかは状況によって決められ、3人いかなければいけないときもあれば、2人の時もある。
こういうことはチームの約束事としてプレイヤーもベンチも共有している。
世界でも有数の攻撃的なスタイル故に失点も多いが、果たしてワールドカップでは、、、というのが一般的な見方だったし、僕もそうだった。
怖さで足が動かなくなるということ
さて、コートジボワール戦は1-2で敗戦したが、一言で言うとこれまで4年間積み上げてきたサッカーがまったくできなかった。
不十分だったのではなく、本当に全くできなかった。
ボクシング漫画で言えば、幕之内一歩が打ち合いを避けて、距離をとってカウンターを狙うボクシングをするくらい別のスタイルになってしまった。
強い雨のせいもあるが、ワールドカップの怖さ、だと思う。
僕は去年の10月に「8年前のジーコジャパンみたいになるかも」という記事を書いた。
それは年齢やコンディショニングから足が動かなくなる、ダイナミズムの低下、という内容だったが、今日の試合を見てメンタルがフットワークに及ぼす影響について強く考えさせられた。
ザックジャパンは上述したように、規律の中で守備も攻撃も連動で行う。
簡単にいえば、連動して前に移動して、ボールを奪ったり、ボールを運んだりする。
前に移動するので、後ろにスペースが空く。
ボールを奪われてそこを疲れるのが怖いのだ。
当たり前の話だが、日本人の場合、この連動して守って連動して攻めいる方が安全である。
選手もファンも理論的には分かっている。
が、怖くて前にダッシュするのを躊躇する場面が多く見られた。
パサーは、受け手がスペースにダッシュすることを前提にパスを出そうとするが、ダッシュしてくれないので出しどころがなく、そのうちに相手に囲まれて奪われてしまう。
味方がダッシュしない、つまり弱気であるとわかると、自分がダッシュしてもパスを出してくれないと思い、自分もダッシュが出来ない。
その雰囲気がチーム全体を覆い、誰もダッシュが出来ず、後ろに引いて守る形になってしまった。
後ろに引いた日本に対し、コートジボワールはサイドや後ろからボールを放り込む。
そうなるともう肉弾戦だ。
上から落ちてくるボールに速く触った方が勝ちだ。
小柄な日本人が、アフリカンに勝てるわけがないのだ。
試合後、選手たちの様子は疲労困憊というより、やりきれなかったという様子だった。
事実、ワールドカップなのに、だれも足を釣っていないのだ。
おそらくコンディション不良という記事が出てくるだろう。
暑さに負けたと書かれるかもしれないし、作戦ミスという記事もあるかもしれない。
しかしながら、本質は、自分たちのサッカーができなかったメンタルにあると僕は思う。
コンフェデ杯のブラジル戦がそうだったし、今にして思えば8年前の屈辱のオーストラリア戦もそうだったのではないか。
コンフェデ杯では、2戦目からは立て直し、結果的に負けたとはいえ、自分たちのサッカーでイタリアに対し数えきれないほどのシュートを浴びせた。
ブッフォンが、あんなにシュートを打たれたことは記憶に無いと言っていた。
そういう立て直しを期待する。
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