リビングの窓辺に自作のスピーカーをセッティング。
いいですね。
形は奇抜ですが植物と並んでいい感じで馴染んでいます。
もう一回り小さくても良かったかな。
ちょっとしたことからスピーカーを作りたくなって、試行錯誤で使えるレベルまで来たので記録です。
使えるレベルというのは、15年くらい使ったローランドの2wayステレオモニタを越えるくらいの音ということです。
専門用語ばかりなのでつまらないかもしれないけれど、記録ですからw
僕は突発性難聴でかなり左の聴力が落ちて、しかも音がひび割れて聞こえるという症状だったので音楽はおろか音という音を聞きたくない状態が続いてたんですね。
まだ起きている間は常に耳鳴りがありますが、2年くらいかけて聴力自体は全く問題ないところ(30代の標準まで)きて、いい音はいい音として感じられます。
音楽が心地よいところまで回復したわけです。
まずは箱、エンクロージャーですね。
塩ビ管や箱型だと定在波、筒臭い音になるのでそれを軽減するためにいろいろ苦労するらしいので、最初から定在波が少ないとされるたまご型を目指します。
ネットの情報のおかげで近道できますね。
でも基本的にそんな都合よく大きなたまご型ケースなんてないですよね。
ネットでいろいろ探したところ、たぶんこのクッキングボウルがいいような気がして、届いてみたらホントに良かったです。
アトミコのクッキングボウル、23cm
大きい方が低音が出やすいので一番大きいのを。
このクッキングボウルは最近ニトリとかヨークベニマルでも見かけますね。
100均のボウルとちがって、厚みがあって箱鳴りも軽減できそう。
次はスピーカーのタイプを決めます。
どういう方式で低音を出すか、と言い換えてもいいかもしれません。
一般的かつ簡単なのはバスレフ型ですが、簡単なのですぐに試したところ、やはりバスレフの音です。
ドン、となって欲しいところが、ドフゥと空気が抜ける音が気になります。
それが好きならそれを採用するだけなのですが、僕はもうちょっと締まった綺麗な音が欲しいので、いろいろ調べたところ、ファンネルダクト方式というのがありました。
考案したかたのブログがあるのですが、 探究心とか合理的な思考とか実現する技術力とかに敬意を払いたくなるような方です。
そのファンネルダクト方式を自分なりにアレンジしたのが、このお椀に4本のアルミ管を突き刺した方法です。
4本というのはJSP方式から持ってきたのですが、もしかしたらオリジナルのような2本でも良かったかもしれません。
普通のファンネルに2本差したものよりは、このお椀のほうが音の締りがよかったので採用したわけですが、ファンネルとお椀の素材の差かもしれませんし、形状の差かもしれません。
ちなみにファンネルダクトバスレフ方式は低音をさらに下げるというよりは、低音の解像度を増すような働きになります。
音楽として成り立つ範囲の低音が出せて、「きれいな音」であるというのが特徴です。
僕が試した限りでは、いわゆる低音というのであれば、普通のバスレフの方が低いと思います。
さて、アルミ管は内径4mm、外形5mm、長さは4cm。
真ん中の玉ウキは、視聴した時に、お椀の底の平らな部分で定在波ができているような音がしたので、波を崩すために装着しました。
これだけでも結構な効果があります。
参考にしたブログによると、定在波防止のための吸音材は音を痩せさせるのでダメらしいです。(試行錯誤の段階でその痩せた音が出てきます)
これはウキがついてない状態ですが、アトミコクッキングボウルを2つ重ねるためのゴムを内側のフチに1週貼り付けた所です。
これはコルクシートを内側に張っているところですが、まったく良くなくて結局全部剥がしました。
アクリル板でスピーカーをつくっているメーカーがあって、そこで採用されている方法でしたけど、はっきり言って吸音材を入れたみたいに、元気が無い音になります。
スピーカーユニットはTangbandのW3-881SJF。
安いけれど低音から高音までフラットに出ていて、それほど解像度は高くないのですが音のまとまりというか仕上げ方が上手いせいで細かいところまで疲れずに聞こえます。
採用できそうなところはどんどん試します。
ユニットとバッフル(エンクロージャーのユニット面)の間には、振動吸収材を入れます。
タイムドメイン方式というらしいですが、これはもう全てのスピーカーに標準搭載されるべきじゃないかと思うくらい効果的です。
音が細やかで濁りがなくスピード感があります。
1本足方式は完全にデザインからですけど、音にも悪くない気がします。
台はMDF板を使っています。
デザイン的にあと一歩なのでいずれ交換ですね。
アンプは安い中華デジタルアンプ。
素直で良い音で、マンションで聞く上でこれ以上望みようがありません。
iPhoneを使って簡易測定したところ、100hzから12khzまではほぼフラット、16.5khzでちょっと落ちて、20はほとんどダメ。低音は80hzでちょっと落ちて、それより下はほとんどダメ。
音楽を聞く上で必要なところはだいたい出ていますし、何よりもこれまで使っていたローランドのスピーカーよりも遥かに素直でいい音なのでかなり満足しています。
ルックスも含めて素敵なスピーカーになりました。
今後、内側に金属板を張ったりとか、お椀の内側に定在波防止の何かを入れたりとかするかもしれませんが、とりあえずこれで完成です。
いいですね。
形は奇抜ですが植物と並んでいい感じで馴染んでいます。
もう一回り小さくても良かったかな。
ちょっとしたことからスピーカーを作りたくなって、試行錯誤で使えるレベルまで来たので記録です。
使えるレベルというのは、15年くらい使ったローランドの2wayステレオモニタを越えるくらいの音ということです。
専門用語ばかりなのでつまらないかもしれないけれど、記録ですからw
僕は突発性難聴でかなり左の聴力が落ちて、しかも音がひび割れて聞こえるという症状だったので音楽はおろか音という音を聞きたくない状態が続いてたんですね。
まだ起きている間は常に耳鳴りがありますが、2年くらいかけて聴力自体は全く問題ないところ(30代の標準まで)きて、いい音はいい音として感じられます。
音楽が心地よいところまで回復したわけです。
まずは箱、エンクロージャーですね。
塩ビ管や箱型だと定在波、筒臭い音になるのでそれを軽減するためにいろいろ苦労するらしいので、最初から定在波が少ないとされるたまご型を目指します。
ネットの情報のおかげで近道できますね。
でも基本的にそんな都合よく大きなたまご型ケースなんてないですよね。
ネットでいろいろ探したところ、たぶんこのクッキングボウルがいいような気がして、届いてみたらホントに良かったです。
アトミコのクッキングボウル、23cm
大きい方が低音が出やすいので一番大きいのを。
このクッキングボウルは最近ニトリとかヨークベニマルでも見かけますね。
100均のボウルとちがって、厚みがあって箱鳴りも軽減できそう。
次はスピーカーのタイプを決めます。
どういう方式で低音を出すか、と言い換えてもいいかもしれません。
一般的かつ簡単なのはバスレフ型ですが、簡単なのですぐに試したところ、やはりバスレフの音です。
ドン、となって欲しいところが、ドフゥと空気が抜ける音が気になります。
それが好きならそれを採用するだけなのですが、僕はもうちょっと締まった綺麗な音が欲しいので、いろいろ調べたところ、ファンネルダクト方式というのがありました。
考案したかたのブログがあるのですが、 探究心とか合理的な思考とか実現する技術力とかに敬意を払いたくなるような方です。
そのファンネルダクト方式を自分なりにアレンジしたのが、このお椀に4本のアルミ管を突き刺した方法です。
4本というのはJSP方式から持ってきたのですが、もしかしたらオリジナルのような2本でも良かったかもしれません。
普通のファンネルに2本差したものよりは、このお椀のほうが音の締りがよかったので採用したわけですが、ファンネルとお椀の素材の差かもしれませんし、形状の差かもしれません。
ちなみにファンネルダクトバスレフ方式は低音をさらに下げるというよりは、低音の解像度を増すような働きになります。
音楽として成り立つ範囲の低音が出せて、「きれいな音」であるというのが特徴です。
僕が試した限りでは、いわゆる低音というのであれば、普通のバスレフの方が低いと思います。
さて、アルミ管は内径4mm、外形5mm、長さは4cm。
真ん中の玉ウキは、視聴した時に、お椀の底の平らな部分で定在波ができているような音がしたので、波を崩すために装着しました。
これだけでも結構な効果があります。
参考にしたブログによると、定在波防止のための吸音材は音を痩せさせるのでダメらしいです。(試行錯誤の段階でその痩せた音が出てきます)
これはウキがついてない状態ですが、アトミコクッキングボウルを2つ重ねるためのゴムを内側のフチに1週貼り付けた所です。
これはコルクシートを内側に張っているところですが、まったく良くなくて結局全部剥がしました。
アクリル板でスピーカーをつくっているメーカーがあって、そこで採用されている方法でしたけど、はっきり言って吸音材を入れたみたいに、元気が無い音になります。
スピーカーユニットはTangbandのW3-881SJF。
安いけれど低音から高音までフラットに出ていて、それほど解像度は高くないのですが音のまとまりというか仕上げ方が上手いせいで細かいところまで疲れずに聞こえます。
採用できそうなところはどんどん試します。
ユニットとバッフル(エンクロージャーのユニット面)の間には、振動吸収材を入れます。
タイムドメイン方式というらしいですが、これはもう全てのスピーカーに標準搭載されるべきじゃないかと思うくらい効果的です。
音が細やかで濁りがなくスピード感があります。
1本足方式は完全にデザインからですけど、音にも悪くない気がします。
台はMDF板を使っています。
デザイン的にあと一歩なのでいずれ交換ですね。
アンプは安い中華デジタルアンプ。
素直で良い音で、マンションで聞く上でこれ以上望みようがありません。
iPhoneを使って簡易測定したところ、100hzから12khzまではほぼフラット、16.5khzでちょっと落ちて、20はほとんどダメ。低音は80hzでちょっと落ちて、それより下はほとんどダメ。
音楽を聞く上で必要なところはだいたい出ていますし、何よりもこれまで使っていたローランドのスピーカーよりも遥かに素直でいい音なのでかなり満足しています。
ルックスも含めて素敵なスピーカーになりました。
今後、内側に金属板を張ったりとか、お椀の内側に定在波防止の何かを入れたりとかするかもしれませんが、とりあえずこれで完成です。
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